ひろ投資の大原則ブログ

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企業型確定拠出年金の外国株式プランとは?外国株式プランのおすすめ商品、メリット、デメリットをまとめてました。

目次

1.概要

今回は企業型確定拠出年金(401k)の外国株式商品についてまとめみました。この記事では401kの外国株式って何?というところから、外国株式の具体的な商品やメリット・デメリットについてまとめています。


なおこの記事を書くために、参考にさせてもらったサイトは以下の通りです。


www.mizuhobank.co.jp

https://lineup.401k.tokiomarine-nichido.co.jp/webasp/tokiomarine-nichido/fund-kigyo.html?_ga=2.210361045.1731122981.1633903278-1449412779.1633903278lineup.401k.tokiomarine-nichido.co.jp

selfs.dai-ichi-life.co.jp

ad401k.sbisec.co.jp


2.企業型確定拠出年金の外国株式プランとは?(結論)

企業型確定拠出年金の外国株式プランとは、企業型確定拠出年金で商品を選択するさいに、自分で選ぶ商品の中の1つです。他には日本株式の商品や、元本確定型の商品、国内債券、外国債券などの商品があります。


外国株式プランには、様々な商品があります。例えば東京海上日動では、外国株式の商品だけでも20以上の商品があります。全世界の株式市場に投資するものや、新興国やESGに特化した商品などがあります。


3.外国株式プランのおすすめ商品は具体的に何?

具体的なおすすめ商品は「外国株式インデックス」という名前の商品です。他には「先進国株式」という商品もありますが、これは取り扱いする企業が少ないようです。ですので「外国株式インデックス」を選んでいれば間違いないです。


この商品を選んだ理由を書きます。また似た名前の商品が多いため間違わないようための解説を書きます。大事な点は「外国株式・信託報酬0.3%以下・パッシブ・新興国やESGを選ばない」という点です。


まず「外国株式インデックス」といっても、様々な企業から、同じような商品が販売されています。ただ商品の内容はほぼ同じです。気をつけて欲しいのは「信託報酬」です。信託報酬とは年間にかかる、手数料・経費のようなものです。ですから信託報酬が高ければ高いほど、加入者(=自分)が不利になります。同じような商品なので、手数料が安いほうが有利です。


この信託報酬、外国株式インデックスの場合、0.1〜0.2%台が多いです。中には0.8%というものもありますので、これは選ばないでください。会社によっては選ぶ際に0.2%台のものしかない場合もありますが、0.2%台ならとりあえず大丈夫です。


以上で外国株式インデックスを選んだ、おおまかな説明を終わります。以下は細かな商品選定のポイントです。細かいので、これ以上読むと余計に混乱する可能性もあります。上記の説明で分かった方は読み飛ばしてください。


外国株式インデックスを選ぶポイントですが、商品名で迷った場合、「パッシブ」と「アクティブ」と書いている欄を見てください。これはパッシブを選んでください。理由はアクティブのほうが、ほとんどの場合パッシブよりも運用成績が悪いからです。


次に新興国やESGと書かれている商品を選ばないでください。新興国には主流のアメリカが含まれておらず危険です。中国、台湾、インド、韓国がメインです。アメリカがメインならばいいですが、そうではないので非常に危険です。株式投資アメリカが含まれていないと話になりません。新興国投資の場合、株価の動きが不安定な場合があるので、好みで少し投資をするのはいいですが、新興国投資をメインにするのは絶対にやめてください


またESG投資は、投資の世界では実績が未知数です。今後どうなるのかわからないので、ESGはまだ選ばないほうが無難です。大事な老後資金ですので、下手な選択をするのは控えましょう。自分の老後がかかっています。


先ほど書いた「外国株式・信託報酬0.3%以下・パッシブ・新興国やESGを選ばない」を守れば失敗はありません。


4.企業型確定拠出年金の外国株式プランのメリットは?

企業型確定拠出年金の中から、外国株式プランを選ぶメリットは、「長期的にみれば、どの商品よりも利益が大きくなる可能性が高い」ということです。論より証拠で、チャートで解説します。


まずは国内株式(日経225)と外国株式の比較です。

みんかぶより参照


外国株式は日経225に2倍の差をつけています。


次に国内債券との比較です。



国内債券はほとんど増えないため、外国株式とは大きな差がつきます。


次に外国債券です。



こちらも外国株式に負けています。


このように外国株式はどの商品よりも、価格が上がっています。基本的に世界の株価は右肩上がりが続いているので、持っているだけで資産が増えていきます。債券は利子がつくだけで、債券自体の価格は上昇しないので、長期的には株式に負けます。また日経平均は上昇率が外国株式に比べ低いですし、乱高下が激しいです。


確定拠出年金長期間(10年以上)お世話になる場合、外国株式に投資するメリットは大きいです。


5.のデメリットは?

外国株式を選ぶデメリットですが、短期間(1年程度)では逆に資産が減る可能性があるということです。研究によると、外国株式の場合、20年以上投資したとき、増えている可能性のほうが高いです。しかし1〜2年間という短い期間の場合、減る可能性があります。


ですので、すぐに商品を入れ替える人や、そもそも確定拠出年金制度に加入する期間が短い人は(55歳以上になって新規加入する場合など)、外国株式はリスクがあるといえます。5年以内に外国株式をやめてしまう可能性がある場合、国内債券や元本確定型の商品のほうがいいかもしれません


また株式は毎日価格が変動するため、それが気になる人もいると思います。それが仕事に支障をきたすとか、人間関係がおろそかになるといった場合も、外国株式の商品を選ぶデメリットになります。外国株式は利益がでるかもしれませんが、それ以上に大事なものもあるので、自身の性格なども考えて選ぶことをおすすめします。


6.まとめ
  • 具体的なおすすめ商品は「外国株式インデックス」
  • 選ぶ際のポイントは「外国株式・信託報酬0.3%以下・パッシブ・新興国やESGを選ばない」
  • メリットは、「長期的にみれば、どの商品よりも利益が大きくなる可能性が高い」
  • デメリットは短期間では資産がマイナスになる可能性がある、毎日、価格が変動するので気になる人はやめたほうがいい
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