ひろ投資ブログ

米国株と高配当、国債の分散投資

【FRBの動向と経済指標12.11】今週は消費者物価指数の発表

この記事は1週間のFRBの動向と経済指標を追う記事です。株価は「金利と業績」で決まります。金利を決めるのはFRB、業績を決めるのは経済指標です。

 


1.FRBの動向

まずFRB議長や総裁、理事の発言を見ていきます。記事はすべてブルームバーグからです。

先週はFOMC前のブラックアウト期間のため、FRBからの発言はありませんでした。

ただFOMCでは、金利の引き上げ幅は0.5%になると思われます。

 

2.経済指標


次に先週発表された経済指標と今週に発表される経済指標です。

 

日付 経済指標・イベント 前回 予想 結果
12/13(火) 11月消費者物価指数(CPI)(前月比) 0.4% 0.3%  
  11月消費者物価指数(CPI)(前年同月比) 7.7% 7.3%  
  11月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比) 0.3% 0.3%  
  11月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比) 6.3% 6.1%  
12/14(水) 連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表 3.75-4.00% 4.25-4.50%  
  パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見      
12/15(木) 11月小売売上高(前月比) 1.3% -0.1%  
  11月小売売上高(除自動車)(前月比) 1.3% 0.2%  
12/5(月) 11月ISM非製造業景況指数(総合) 54.4 53.5 56.5
12/8(木) 前週分失業保険継続受給者数 160.8 160 167.1
12/9(金) 11月卸売物価指数PPIコア指数 6.7% 5.9% 6.2%
  11月卸売物価指数PPIコア指数 0.0% 0.2% 0.4%

 

 

1.先週の経済指標

先週の月曜日、12月5日にISM非製造業景況指数が発表されました。

先週の株安はこれがきっかけでした。

まさかここまで強い数値が出てくるとは思いませんでしたが、非常に強く、米国経済がまだまだ好調なことが窺えます。

しかし失業保険申請件数は予想以上に多かったです。

これは転職を繰り返しているのか、リストラが多いのかわかりません。

また金曜日のPPIは予想以上に強く、インフレがまだまだ根強く残っていることを窺わせます。

しかし着実に減少しているのは間違いありません。

 

2.今週の経済指標

今週は運命の消費者物価指数が発表されます。

FOMCはおそらく0.5%の利上げですが、消費者物価指数次第ではタカ派コメントになり、株価が下落する可能性があります。

問題は消費者物価指数です。

 

3.記事まとめ

先週にFRBからの発言はありませんでした。

先週のISM非製造業景況指数は予想外に強く、米国経済がまだまだ強いことを示しています。

今週は消費者物価指数FOMCがあります。

大波乱要因は消費者物価指数です。

この日に今後の株式市場の動きが決まると言っても過言ではありません。