確定拠出年金の全世界株式商品(外国株式パッシブ型)の手数料を比較してみました。管理人は確定拠出年金で10年以上、全世界株式に投資し続けていますが、自分の投資商品の手数料が高いのか安いのか気になり調べてみました。※データはすべて2022年11月9日分
1.まずは運用成績から
まずは恒例のDIAM外国株式インデックスファンドの運用成績の報告から。11月9日時点で先月より+3.77%、半年前より+3.14%、1年前より+3.20%となっています。ちなみに10年前より+345.07%となっています。ここまで成長したことに感慨深いものがあります。投資したての頃は深く考えずに全世界株式を選びましたが、ここまで成長してくれるとは、、、。
はっきりいってDIAM外国株式インデックスファンドはここ一年横ばいです。2022年に入り世界の株価は下落していますが、うまく円安が株安のショックを吸収してくれています。株価は下落ですが円安で上昇という感じです。
ということはこれからは株高 → 円高でやっぱり株価はあんまり変わらない、という風になるのかな。まあ長い目が必要です。
2.DIAM外国株式インデックスファンドの手数料
本題に入ります。まず私が投資しているDIAM外国株式インデックスファンドの手数料は年率0.275%となっています。
DIAM外国株式インデックスファンド <DC年金>|ファンド情報|アセットマネジメントOne
で、他の商品をいろいろと調べてみましたが、確定拠出年金には個人型と企業型があり比較が難しい。ですので個人型と企業型に分けて調べてみました。
企業型確定拠出年金は個人型確定拠出年金よりお得と言える理由。管理手数料がかからないのは相当大きい。 - 株式ニュース
3.個人型確定拠出年金の手数料比較
まずは個人型確定拠出年金です。
他にもいろいろな商品があるのですが、楽天証券・SBI証券・マネックス証券の大手3社にある、外国株式型の商品はこの4つが主な商品です。手数料を見てみると、やはり競争の激しいネット証券が提供している商品だけあり、手数料は後で記載する企業型確定拠出年金に比べ安いです。当然、私が投資しているDIAM外国株式インデックスよりも手数料は安いです。
4.企業型確定拠出年金の手数料比較
次に企業型確定拠出年金の手数料比較です。
こちらも商品数が多いため管理人が厳選しました。選んだ基準ですが、企業型確定拠出年金は手数料が各社でバラバラだったため、安いものから高いものまでを選んでみました。
管理人が調べた限り、最安値は「野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI」の0.154%、最高値は日興アセットマネジメントの「インデックスファンド海外株式(ヘッジなし)」の0.9240%(商品売却時にはさらに0.3%)でした。
企業型確定拠出年金の手数料は調べてみると、なかなかカオスな状況となっています。個人型に比べると全般的に高いのは事実ですが、中には1%台の良心的なところもあります。しかし0.4%、0.5%、0.9%台とかなり高いところも見受けられます。
さらに売却するときに0.3%の手数料を課せられるという謎の自社儲け設定まで存在しています。こういう設定は個人型では皆無でした。
4.手数料を比較して感じたこと
確定拠出年金の手数料はバラバラでカオスな状況でした。個人型確定拠出年金に加入しているのなら、おそらく商品さえ間違えなければ高い手数料を取られることはないと思います。もし手数料が上記の商品より高い場合、より安い商品を検討してみてはいかがでしょうか。
企業型確定拠出年金の手数料はかなりの部分、運に左右されると考えられます。というのも自分で運用会社を選べないからです。もし人事担当者が何も知らずに0.9%台の商品を取り扱った場合、社員は悲劇としか言いようがありません。そうなった場合、個人型確定拠出年金を選択するということも視野にいれましょう。
投資は何十年とかけてやるものなので、小さな手数料差と思っても長い時間を考えると0.1%台と0.9%台の差は大きいです。早ければ早いほど良いので、もし高い手数料商品を掴まされていた場合、変更も考えましょう。