ひろ投資ブログ

米国株と高配当、国債の分散投資

【米国消費者信用残高の推移】2017年〜2022年10月

米国の消費者の信用残高の推移です。出典はFRBです。米国消費者信用残高を見ることにより、アメリカ人の債務の健全性が分かります。

消費者信用残高とは簡単にいえば、借金の残高です。

例を上げます。

まず下の表を見てください。

「変化率」という項目があります。

8.3とか6.8という数値があります。これが増えればアメリカ人は借金を増やしたということです。

次に2020年の変化率を見てください。

変化率はマイナス0.2となっています。

これは借金が減っている、むしろ借金を返済していることになります。

なぜこうなったかというと、2020年はコロナウイルスが流行したので景気が悪化しました。

アメリカ政府はこれに対応し、大規模な現金給付を行いました。そのためアメリカ国民に現金が入り、借金をすることがなくなったのです。

 

次に総流量を見てください。借金がその月にどれだけ動いているのかが分かります。

残高の総額はアメリカ国民の借金の残高を表しています。

これが多いほど、アメリカ国民の借金の総額が多いことが分かります。

 

データ期間 変化率 総流量 残高の総額
2022.10 6.9 324.9 4729.3
2022.9 6.6 309.8 4702.3
2022.8 7.8 363.4 4676.4
2022.Q3 7 476.4 4702.3
2022.Q2 8.7 321.5 4621.9
2022.Q1 8.4 372.5 4524
2021.Q4 6.9 302.5 4430.8
2021.Q3 5.4 231.3 4355.2
2021.Q2 6.5 275.3 4297.4
2021 5.9 246 4430.8
2020 -0.3 -12 4184.9
2019 4.6 185.1 4192.2
2018 4.5 172.7 4007
2017 5.3 194.3 3830.8
      ※十億ドル

 

 

出典

The Fed - Consumer Credit - G.19