コアサテライト戦略で運用してみた

時間を味方につける、焦らない。

【1月6日米国株チェック】米国株は弱気に転換。株式のポジションを減らす。

目次


米国株式市場のチェックです。日曜日に今週の見通しを書いた記事をまとめましたので、その記事の内容をベースに、今週の米国株の状況をチェックしていきたいと思います。まずは結論を述べたいと思います。現在の米国株式市場は弱い状況だと考えています。株価の売買行動としては、来週いっぱいまではとりあえず株式ポジションを減らす。その後どうなるのかはその後の状況次第ですが、まずは株式と現金の割合を6:4くらいには減らした方がいいのではないかと考えています。


次にこの結論に至った経緯を1つずつ解説していきます。


1.日曜日の予想と今の現状:株式市場は弱気に転換

まずは日曜日の予想と現在の状況を比較したいと思います。日曜日の段階で今週の株式市場は、

基本は横ばい、株はホールドで見込んでいます。ただ慎重にみると、下落する可能性もあり、少しポジションを減らしてもいいのかなと思います。というのもPER水準が高いので、これ以上の上昇は少し難しいと思われます。例えば80〜90%の株式保有、10〜20%の現金保有くらいがいいのかなと思ったりします。


と予想していました。現在の状況は週間で、S&P500が-2.05%、ナスダックが-4.07%、NYダウが+0.02%、ラッセル2000が-2.12%となっています。横ばいではなく、株価は下落しています。慎重にみた見通しは、ある程度予想どおりだったと思います。株式のポジションを減らしておくという提案も、フルインベストメントの場合に比べると、ある程度功を奏した結果となったと思います。


ただし日曜日の段階では、ここまで大きく下落するとは考えていませんでした。横ばいか、1%程度の下落ではないかと考えていました。FOMCの結果でここまで下落することは想定外でした。


今後ですが、ここまでの下落の後では株式市場に強気になれません。反発はどこかであると思いますが、基本は下目線でいいのではないかと思います。


2.米国10年債利回り:1.7%台ヘ突入

次に株価に大きな影響を与える、米国10年債利回りの動きです。6日16:50分時点(日本時間)で、1.725%となっています。先週の金曜日時点で1.512%でしたので、10年債利回りは大きく上昇しています。ここまでの急上昇は明らかに株価にマイナスで、特にグロース株には大きな痛手です。


3.経済指標とイベントの状況:FOMCFRBタカ派転向が鮮明に

次に今週の経済指標とイベントの状況を確認しておきます。

f:id:masahiro_e:20220106165334p:plain
YahooFinanceより参照


日付順に状況を確認します。まずISM製造業景況指数ですが、予想60.0に対し結果58.7。予想を下回る結果となりました。市場予想を下回ったことは、プラスマイナスどちらにも取れる結果です。


プラスに捉えるならば、製造業の活動が落ちることでインフレ率の上昇に歯止めがかかり、FRBが利上げを急がなくて良い状況になるということ。


マイナスに捉えるならば、素直に米国経済の勢いが落ちているということ。この指標は50を超えれば経済は上向いていると言われています。50を大きく超えている状況で経済は好調なのですが、ピークは過ぎたのかなという予想もできます。


ISM製造業景況指数は予想を下回りましたが、結論として株式市場に大きく影響は及ぼしませんでした。


次にADP雇用統計。市場予想40.0万人に対し結果80.7万人。市場予想を大きく超える結果となりました。雇用は非常に好調だということが示唆されます。ただしこの結果は、後述するFOMCの議事要旨と関連付けて考える必要があります。雇用は好調だということは、FRBの目的である「雇用の最大化」は達成されつつあること。なので株式市場が欲しがる、金融緩和の理由がなくなるに等しい結果です。


次にFOMCに議事要旨。これが今のところ、株式市場に最大の影響を与えているイベントです。要点はFRBは予想されていたよりもタカ派に転向したということ。言い換えれば、株式市場はFRBの支援を受けられなくなってきた、ということです。


タカ派の原因は、「1,米国経済が雇用の最大化に近づいたことで、FRBによる金融緩和の必要がなくなったこと」、「2,インフレ率の上昇を抑えるために金融引締めを行う必要があること」の2点です。


結局、このFOMCの結果で株価は急落しています。FRBの政策変更は株式市場に大きな影響を与えます。一例として。コロナショックにより株価が大幅に急落した後、FRB量的緩和を決定すると株価が大幅反発したことを思い出してください。FRBの政策変更は、あそこまで株式市場に大きな変化を与えます。


おそらくこの政策変更は株式市場に大きな影響を与え続けます。


4.まとめ:今週の株式市場の動き、そしてVTIに対する見解

最後に今週の株式市場とVTIにたいする見解です。


今週は下目線で見ています。反発もありえますが、今後1週間くらいは弱い状況が続きそうです。ゲームチェンジャーは来週後半から始まる決算シーズン。潮目が変わる可能性としては、米国企業が強く手堅い決算を連発することだと考えています。FRBは金融を引き締める方向だが、米国経済はそれを乗り越える強さを持っていると、決算で証明することです。もし企業の経営陣の見通しが暗いものが多ければ、危ないと思われます。


次に株式市場とVTIの3ヶ月後は、横ばいからやや下落を予想しています。FRBの利上げによりPER水準が下がるため株価には逆風ですが、企業業績が好調だという見通しもあるため、下値はある程度支えられるのではないかと考えています。


VTIの株価でいうと、220〜240ドルのレンジでVTIは動くのではないかと考えています。下値の目安としてまずは230ドルが重要です。