ひろ投資ブログ

米国株と高配当、国債の分散投資

【悪化】2020年3月のISM非製造業・製造業景況感指数。

製造業49.1、非製造業52.5

4月1日にISM製造業景況感指数が、4月3日に非製造業景況感指数が発表されました。結果は製造業景況感指数が49.1、非製造業景況感指数が52.5となりました。

 

日付 ISM製造業景況感指数 ISM非製造業景況感指数
2020年3月 49.1 52.5
2020年2月 50.1 57.3

 

ISM製造業景況感指数(以下PMI)は49.1と節目の50を下回っています。ただPMIは半年ほど50を下回っているときが多かったので、49.1という数値は驚くほどではありません。ISM非製造業景況感指数(以下NMI)は52.5と節目の50は上回っています。ただここ1年間で一番低い数値です。

 

気にしないといけないのはPMI、NMIともに3月の数値なので、新型コロナウイルスによる経済活動縮小の影響を十分に含んでいないことです。次回の4月分の数値で新型コロナウイルスの影響がはっきりとでるでしょう。4月分でどれだけ下がっているのか。恐ろしい数値になっている気がします、、、。

 

この数値をどう考える?

3月分の数値は新型コロナウイルスの影響が反映されているとは言えないので、判断するのは時期尚早でしょう。4月分はかなり低い数値が出ると思います。ただ4月分で低い数値が出たからといって、直ちに株を売るとか悲観するとかいう話でもないです。というのも政府や中央銀行があらかじめ経済対策を練っているので、いずれその効果があることを考えると将来は必ずしも悲観的でもない。

 

皆のコンセンサスは経済活動が急速に悪化するというものですから、すでに対策を打っています。未来に目を向けると、4月に悪い数値がでても簡単には株に悲観的にはなれないですよね、、、。それよりもいつまで経済活動の縮小が続くのかというほうが問題です。長い期間に及ぶと、どんどん悪化しますので。