【2007~2020】VTIの分配金と増配率の推移。株価上昇と増配をこなす万能なETF。

投資家に人気のETF、バンガードのVTIの分配金と増配率の推移を紹介します。VTIの特徴はアメリカの株式市場全体に投資することで、幅広い分散効果が狙えることです。じっちゃまこと広瀬隆雄さんも投資のコアと考えている、超優秀なETFです。過去の株価は右肩上がりで底堅いです。

 

また分配金の増配率ですが、2010~2019年の平均増配率は10.28%と良い水準です。配当金投資の王道である、P&Gやコカ・コーラ、JNJでも10%はないので、VTIは株価だけでなく増配率も優れています。

 

しかし2020年はコロナの影響で減配。−4.64%となっています。2021年8月現在の分配金は2020年にくらべ、+3.05%の増配となっています。いまのところ企業決算は好調ですので、このままのペースで経済が回復すれば、VTIの分配金も増配が続きそうです。

 

VTIへの投資は、個別株のリスク(決算や企業不祥事など)が無いことに加え、株価は右肩上がりで増配率も高く、むしろVTI1本でもいいほど素晴らしい投資対象です。VTIは株価も分配金も長期的な視点で保有できる銘柄です。(2021.8.18更新)

 

☆目次

VTIの分配金推移と増配率
1株配当金 増配率
2020 2.77 -4.64%
2019 2.9047 11.52%
2018 2.6046 11.17%
2017 2.343 5.78%
2016 2.215 7.16%
2015 2.067 10.59%
2014 1.869 11.72%
2013 1.673 7.04%
2012 1.563 26.76%
2011 1.233 7.40%
2010 1.148 3.70%
2009 1.107 -11.86%
2008 1.256 -3.31%
2007 1.299 #REF!

 

2010〜2020年のVTIの分配金と増配率の推移です。2010〜2019年までは順調に増配を繰り返しています。しかし2020年はコロナショックのせいで減配をしています。減配率は−4.64%となりました。2008、2009年も減配をしているので、リーマンショック、コロナショックなどの大きな危機があるときは、VTIの分配金は減配になる可能性があります。

 

 

2010〜2019年の平均増配率

2010〜2019年の平均増配率を取り上げてみました。理由はこの期間の経済状況が、特に大きなショックに見舞われることなく、平常運転の時期だったからです。もし経済が平常ならば、VTIの増配率はどの程度になるのか、参考になると思います。

 

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VTIは2010〜2019年の間、連続増配を達成しています。この期間の平均増配率は10.28%。経済が好調なときとは言え、10.28%の増配率は高いです。連続増配銘柄の王道である、P&Gやジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)、コカ・コーラ(KO)の増配率は10%もありません。VTIは株価が上昇してくれることも嬉しいですが、増配もきっちりこなしてくれることは地味に嬉しいです。

 

 

2008~2020年の平均増配率 

ただVTIは連続増配に着目したETFではないので、増配がずっと続くと考えるのは危険です。さきほども見たとおりリーマンショック、コロナショックのときには減配しています。VTIと似た商品であるVOOなどの市場連動型のETFリーマン・ショックのときには減配していますので、VTIが必ずしも連続増配をするとは考えられません。

 

 

念のため、2008年や2020年の減配を含む期間の平均増配率を調べてみました。

 

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計算すると、2008~2020年の平均増配率は6.39%の増配率となりました。やはりこの期間を加えると、増配率の低下は避けられません。ただし経済が平常に戻ると増配もしっかりと復活していることは、評価していいと思います。
 

 

VTIは絶対に連続増配をするETFではありません。配当金重視の投資スタイルの場合は、VTIはポートフォリオの一部に加えつつ、他の連続増配銘柄(不況期でも配当金を維持、もしくは増配する銘柄)と組み合わせたほうがいいかもしれません。VTIをコアに配当金を計算すると、危機時には受け取り配当金が減る可能性があります。

 

 

 

VTIの株価と配当利回り(2021.8.18)

 

VTIの現在の株価と配当利回りです。

 

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新型コロナウイルスの影響により株価は急落しましたが、その後急回復。過去最高値を更新し続けています。なにかの危機があり株価が下げても、その後はしっかりと回復しています。

 

 

VTIの良いところは個別銘柄の決算や破綻リスク、事故、不祥事などの恐れがないところ。例えば業績不振で株価急落のGE、飛行機に不具合があったボーイングなどの株価急落は凄まじいものがありました。これはどんな大手企業にも当てはまります。しかしVTIに個別銘柄のリスクはありません。

 

 

VTIにあるのは株式市場が下落するリスクだけです。安心して持っていられるETFだなと思います。

 

 

配当利回りに関しては1.26%です。コロナショックで減配したせいか、低くなっています。また株価が大きく上昇している影響もあります。

 

まとめ:投資家から見たVTI

VTIは優秀なETFであり、有望な投資対象です。株価は着実に上昇しています。また個別銘柄のリスク(決算や不祥事)はなく、個別銘柄に比べると株価の動きが穏やかです。

 

 

分配金という観点からは平常時は増配をきちっとこなします。ただし、なにかの危機が起きたときには分配金は減る可能性が高いです。2008~2020年の平均増配率は6.39%でした。

 

 

そもそも「市場全体に投資する」というアイデアが優れています。全体に投資すれば、1つの企業が駄目でも他がある。この考え方が優秀ですよね。

 

 

総合的に考えると、個人投資家ならポートフォリオの一部には加えたい銘柄です。例えば配当金を重視する投資、ハイテク銘柄を重視する投資でも、VTIやVOOは持っておきたいです。というのも高配当銘柄やハイテクなど、同じようなセクター、属性を持った銘柄たちは、株価の動きが似たような動きになるからです。ハイテクなどはうまくいっているときはいいですが、それがいつまでも続く保証はありません。ですのでVTIを1つ加えるだけで、動きは違ったものになります。

 

 

またVTIは増配率も悪くないので、配当金重視の投資家の邪魔にはなりません。連続増配銘柄ではないのでポートフォリオの一部にしたほうがいいと思いますが、VTIを加えることは悪くない選択肢だと思います。

 

 

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