スタークジェガンの投資ブログ

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【5月4日・今の投資の基本シナリオ】

目次

概要、結論

現時点の、株式市場の方向性やどのポジションが流れに乗っているのか、基本的なシナリオを書いている記事です。株価をかなりの部分を動かしているのはFRBだと考えているので、FRBの行動から基本シナリオを組み立てています。またその基本シナリオがどうすれば崩れるのか、そして崩れたらどういう行動を取ればいいのか。予め想定しておくことで、慌てないようにするための記事だと考えています。


結論として基本シナリオから現在どういうポジションがいいかというと、


米国株 ⇒ 買いから入らない。ただし売るしても少額。ノーポジションが一番いい。


米国債 ⇒ 買いから入らない。売りはOK。株の売りより国債の売りのほうがベター。


為替 ⇒ ドル高円安が続くと予想。株、国債より、今は為替(ドル円)をメインに投資するのが良いと考えています。ただし私はノーレバレッジ、低レバレッジ派。今はFXでもレバレッジ1倍、3倍というコースがあります。


為替9割、米国債0.5割、株ノーポジor軽くやる、くらいの割合を見ています。


何度もいいますが、私はノーレバレッジ、低レバレッジ派です。この記事は為替メインではなく、株式メインです。今はドル高円安が進んでいるので、そこに資金を投じているだけです。資金の9割を高レバレッジで運用することは決して推奨していません。


1.FRBの動きからどう読むか

現在のFRBの動きは利上げをする流れです。それも早いペースでの利上げをする予定です。ここまで早い利上げをする理由はインフレが制御できなくなる恐れがあるためです。すでにFRBの金融政策は失敗しています。あとはいかに挽回するか。ただし挽回するのは非常に難しいです。おそらくFRB自身も、これから経済状況を損なわずに金融政策を運営できるのかには、自信を持てないと思います。


⇒ 急激な利上げで経済状況は悪化する恐れ


なにはともあれ、FRBはインフレを抑えるために、速いペースでの利上げを余儀なくされます。市場は今後の政策金利の引き上げを5月は0.50%は織り込み済みで、かつ、6月の0.75%利上げも市場は織り込んでいます。非常に早いペースでの利上げで、経済に影響を与えないはずがないと思います。


いま時点で、すでに新築住宅販売件数は大きく減速しています。住宅ローンの金利が急上昇しているので、住宅を買うのにはいささかためらわれる場面です。


よく米国の景気のリセッション入りが言われますが、そこまで行かなくても、景気の鈍化傾向は見られると考えられます。インフレによる家計の圧迫、FRBによる金利引き上げからの住宅消費の鈍化、家計や企業部門の利払い上昇などやはりマクロ的にみて、経済を冷やす効果がでると思われます。


米国経済の希望は、雇用が良いことです。失業者が少ないので、景気がリーマン・ショック時のように悪くなることはないと思いますが、いくら雇用、賃金が増えても、それ以上に物価が上昇すれば家計は多少なりとも圧迫され、消費に影響が出ると思います。


2.米国株はFRBの動きからどう影響されるか

米国株はFRBの動きからどう影響されるかですが、米国株に追い風ではなく、逆風が吹くものと思われます。具体的にはPER16倍程度(現在18.6)まで落ちても不思議ではありません。米国株は買えません。むしろ売りから入るべきかもしれませんが、下げ幅は大きくない可能性がありますし、米国株は基本的に上昇すると考えていたほうが良いので、全面的に売りから入るというのは絶対にやめるべきです。


売るとすれば少額です。売るとすれば金利が高いと弱い、ハイテクや小型株です。


3.米国債FRBの動きからどう影響されるか

次に米国債FRBの動きからどう影響されるかですが、米国債は下げると思われます。言い換えると利回りは上がるということです。FRB政策金利を上げる≒国債価格下落です。ただ難しいのが10年債など長期債は必ずしも下落するかはわからないところです。2年債など短期債はまだ下落すると思われますが、10年債は景気動向にも左右されるので、一概には言えません。ただし基本的には長期債も下落する方向性だと思います。


米国債は買えませんが、売りは考えても良いと思われます。株を売るより米国債の売りのほうがまだ安心感があります。


4.為替はFRBの動きからどう影響されるか

次に為替はFRBの動きからどう影響されるかですが、ドル高は進みそうです。ただし英国やユーロ、オーストラリアも利上げ方向なので、売る通貨は円です。FRBは今、まさに金利を引き上げる真っ只中にあります。すでにかなり、ドル高円安を織り込んだ感じはしますが、FRB日本銀行のスタンスの違いは、まだ続くと思われますので、円売りのテーマは続くと考えられます。


5.今のFRBの動きはどうすれば変更されるか。

2つのことが考えられます。1つ目はインフレの鈍化です。インフレ率が鈍化すれば、FRBも現在のようなハイペースで利上げをする必要はないと思います。これからのインフレ率の推移が重要ですが、鈍化するのかどうかは予測不可能です。


2021年にFRBはインフレは短期間で収まるといっていましたが、予測は外れ、どんどんインフレは進んできました。FRBですら、ここまで予測を大幅に外してきたわけですから、これからインフレが鈍化するとは決して言えない状況です。


2つ目は米国経済が悪くなることです。一般的には景気が悪くなれば、FRBによる金融緩和が行われます。現在は景気が良いですが、景気が悪くなればFRBも金融引締めを緩めるかもしれません。ただしこのシナリオの実現は難しいです。というのも景気が悪くなっても、インフレが進んでいれば、FRBは金融緩和をすることができないからです。


景気が悪い状況かつ、インフレが進んでいる状況で金融緩和すれば、インフレを加速させ、さらに景気を悪化させてしまうリスクがあるからです。


そうではなく景気の悪化+インフレの鈍化が見られれば、金融緩和はできて、株価にはプラスですが、そのようなシナリオが実現するか、これは今後の推移を見るしかありません。


6.実際のFRBの次の動き

現在のFRBが変更された場合、それぞれの商品はどう影響されるかを軽く考えておこうと思います。軽く考える理由ですが、これは未来の想像なので、真剣に考えても実現しない可能性もありますし、状況によって千差万別ですし、その想像のイメージに引っ張られてもいけないからです。あくまで備えあれば患いなし的な予測です。


FRBの動きが変更されるということは現在の【ハイペースの利上げ】から【利上げペースの鈍化】【利上げのストップ】に変更されることです。いろいろ書きましたが、これから急に利下げに転じることはないと思われます。FRBが次の行動に移るとすれば、【利上げペースの鈍化】【利上げのストップ】だと思います。


米国株はようやく下げ基調が止まるかなと思われます。本来、FRBによる利上げと株高は並行できますが、今回の利上げのペースは従来の段階的なものとは違います。現在の早い利上げペースは株価にマイナスなので、それが無くなれば株価には逆風は無くなるのかなと思います。ただし株価が急回復するかどうかは、まったくわかりません。FRBによる利上げというリスクが1つ減るという認識程度です。


米国債も下げ基調が止まると思われます。こちらは割と素直に止まるのではないでしょうか。FRBの金融引締め、利上げや保有資産の売却をやめれば、国債に売り圧力はかかりません。買いかどうかはわかりませんが、少なくとも売り圧力は減ります。


最後に為替ですが、FRBの動きが変更されればドル円は【ドル安円高】方向に向かうと思います。現時点でドル高円安のポジションが相当に膨らんでいると思われますので、FRB金利引き上げの鈍化、中止を匂わせれば、途端にポジションの巻き戻しが起こるかもしれません。


ドル円に関しては現在の「ドル高円安」が「ドル安円高」に変わるときがいつか来ると思います。FRBの動きに関係なく、ここまで円安が進んでいるとそこに備えることは重要だと思います。