目次
結論
強い弱い ⇒ 基本は弱いが、現在は大幅反発している状況です。ただし私はこの反発が長続きするとは考えていません。
どう動きそうか ⇒ このまま上昇トレンドになるとは思えず、いったん反発後、再び下落か、横ばいを想定しています。
どう行動する ⇒ 買いはしません。私は小型株の売りでほんの少しインする予定です。一番いい行動はノーポジションだと思いますが、少しチャンスがあるかなと思い、インします。ただしギャンブル要素を含むので、ほんの少しの金額です。
その行動の理由と撤退方針 ⇒ 米国株を取り巻く環境は厳しいと思うので、買いから入るのは危険かなと考えています。米国株はまだ落ちているナイフの途中だと考えています。撤退方針は5月11日の消費者物価指数で市場予想を下回る結果、インフレ率が鈍化する結果がでたら撤退します。
チャート
ボリンジャーバンド
バンドは下向きです。ただし現在の価格はバンドの中央に位置していて、どちらに行くかはわからない状況です。
チャートパターン
一度、レンジ相場の下限をブレイクしたと思われましたが、再びレンジ内に、ほんの少しですが戻しています。これが騙しならば、再び上昇トレンドに戻る可能性もあります。
FRBの動きから考える
FRBの動きから考えると、はっきりしないところではあります。というのも、前日のFOMCで株価は戻しましたが、結局は、株価も米国債も、もっというとFRBの利上げ動向ですら今後のインフレ動向だと思うからです。
パウエル議長は「0,75%の利上げは積極的には議論していない」といっていましたが、0.50%の利上げか、0.75%の利上げかは、インフレデータ次第で変更される可能性があると考えています。
5月11日に発表される消費者物価指数が、もし高いものとなれば、0.75%の利上げをする可能性はまだあると思います。というのもFRBは過去にも0.25%の利上げを連続でやりたいということを言っていましたが、結局0.50%の利上げに変更されています。今後も同様のことが起こっても不思議ではないです。
パウエル議長は株価を大きく下落させたくないので、今は0.75%利上げを否定するような発言をしている、という考えも否定すべきではないと考えています。
チャートを見てどう考える
チャートからは反発しそうな気配も伺えます。特にMACDは反発しそうな気配も感じます。ただし個人的には米国株はまだ買える状況ではないと考えています。
結局、ファンダメンタルな要因が弱いことは何も変わっていないと思います。インフレが高い、経済が鈍化傾向にある。これは発表されたISM製造業と非製造業景況指数に現れていると思います。原油価格も再び上昇気配を見せていますし、賃金コストも高くなっている。上海のロックダウンでサプライチェーンも悪くなるという記事も見ます。そういったことがインフレを上昇させ、FRBが0.50%の毎回利上げと言っていられない状況、0.75%の利上げをせざるを得ない状況を生み出すかもしれません。
今回はチャートではありませんが、ファンダメンタルな要因からまだ株は買えないかなと考えています。