ひろ投資ブログ

米国株と高配当、国債の分散投資

日銀の大幅な政策修正はないが、緩やかに円高。

日銀に大幅な政策修正はないと思いますが、今後のドル円は緩やかに円高になると考えています。

日本のインフレ率は2%ですが、個人的には日本のインフレはあまり高まらないと感じています。

これは自分が働いて感じる肌感覚ですが、消費はそこまで強くないと感じています。

日本で今後も景気が良いと思われるのは東京地域だけではないでしょうか。

その他の地域は人口減と高齢化により消費は強まらないと思います。

 

高齢者は年金生活で、今後の年金が大きく増えることもなく、なかなか消費を増やすことができないのではないでしょうか。

そもそも高齢者は食料にしろ、その他の商品にしろ、大きく消費をすることはないでしょう。

消費しないわけではないですが、やはり子供も巣立ち、家を新築するわけでもないと思います。

偏見ではなく、自分もそうですが、若い頃のようにバンバン食べるわけではありませんし、流行りのものの服を追いかけるわけでもありません。

日本の3分の1が年金生活者であることを考えると、例え企業の賃金が上昇しても、どこまでインフレ圧力が高まるかは疑問です。

そして人口減少は価格の下落圧力を高めます。

 

そう考えると日銀は大幅な政策修正はできません。

緩和気味の政策を取り続けるしかないと思います。

ただFRBが利下げに転じることを考えると、政策変更のない日銀と金融緩和の方向に向かうFRBとの政策方向の差が、ドル安円高方向に向かわせると思われます。

ですから日銀が動かないのであれば、大きな円高に向かうかは微妙ですが、やはり緩やかにでも円高に向かうと考えることが自然なのかなと考えています。