ひろ投資の大原則ブログ

株と国債の長期分散投資、守りも重視します。

【経済指標強い】FRB政策金利を上げる根拠強くなる。株安まだ続くか。

経済指標強い

この頃、米国の重要経済指標が発表されました。雇用統計とISM非製造業景況指数です。


米 雇用統計 8月の就業者は前月比31万5000人増も 失業率は悪化 | NHK

米ISM非製造業総合景況指数、4カ月ぶり高水準-需要上向く - Bloomberg


ISM非製造業景況指数は市場予想を上回る数値です。さらに前月の数値も上回り、米国の非製造業部門、サービス部門で景気は上向いています。また雇用統計も市場予想を上回る数値です。しかし労働参加率が上昇したことで、インフレの低下を示唆する声も聞こえますが、そうではないと釘を指す声もあります。


FRB利上げ幅の織り込み度合いが後退、米雇用統計受け-金利市場 - Bloomberg

サマーズ氏、労働参加率上昇受けた楽観論に否定的見解-雇用統計受け - Bloomberg


どちらにしろ雇用統計で労働者人数は増加となりました。米国の雇用者を巡る環境は今だに強いです。


FRBはインフレの原因である強すぎる経済を冷やしたいのですが、現実には冷えるどころか強まっている面もあります。ISM非製造業景況指数と雇用統計は米国の経済状況を表しています。米国経済は今だに強いです。


経済が弱くなっていると思われる指標もあります。しかし経済の根幹である雇用が強いので、米国経済は基本的に今だに強いといっても過言ではありません。


FRB政策金利を上げる必要性高まる

米国経済が強いとFRB政策金利を引き上げるしかありません。インフレを抑えるためです。インフレが強い原因は経済が強いからです。FRBが経済を弱くするには政策金利を上げるしかありません。


雇用統計とISM非製造業景況指数が強かったので(今だに)米国経済は強いです。何度も書きますが、FRB政策金利を上げるしかありません。意図的に経済を弱くし、物価の上昇を抑える必要があります。それがFRBの仕事だからです。


株安はまだ続く可能性

経済が強いことでFRB政策金利を上げるしかないと見てきました。結果、起こることは株安です。FRB政策金利を引き下げると株高、政策金利を引き上げると株安です。


FRBはこれから政策金利を引き上げることが確実です。


ジャクソンホール会議 インフレ抑制「やり遂げるまで」FRB議長 | NHK


パウエル議長も明らかにしていますし、経済指標も強く、FRB政策金利を上げるしかない状況です。当面、株安は続きます。