企業型確定拠出年金（以下企業型DC）は絶対にやるべき資産形成方法です。個人的にはNISAより企業型DCを重視したほうがいいと考えます。理由は「企業型DCは60歳まで資金に手を出せないから」。投資商品を変更する「スイッチング」は可能ですが、60歳まで引き出すことはできません。強制的に積み立てるという意味で、投資への恐怖や無知から老後資金を守れってくれると言えます。
☆この記事で言いたいこと☆
多くの人にとって一番良い成績を残せる投資法は積立投資。積立を続けて売らずにただ持っている方法が一番儲かる。企業型DCは60歳まで強制的に引き出せないことにより、投資への恐怖や無知から資金を守ってくれる。
結局、ただ買って持っていただけのほうが儲かっていた
私の企業型DCの経験歴は、リーマンショック前の2006年頃に会社が制度を始めて以来です。最初はわけも分かっていませんでしたが。最初に選んだ商品は外国債券で、リーマンショックの時期にマイナスになったような記憶があります。
それ以来、企業型DCです。ちなみに選んでいる商品は外国株式です。当時の自分を褒めたいのですが、リーマンショック前くらいから外国株式に投資をしています。
これが今ではかなりの利益を上げているので、私は企業型DCでは外国株式の商品をひたすら持つことをオススメしています。
一方で私は2015年くらいから、個人で作った証券口座で米国株に参戦しています。しかしながら企業型DCの外国株式商品より、遥かにパフォーマンスが劣っています。個人的にはブログも書いていますし、個人口座で頑張ったつもりでしたが、何もせずにほったらかしにしていた企業型DCのほうが儲かっていました。
多くの人が積立投資より短期、個別銘柄、タイミング投資を行っている
私は自分で運用している投資は、ブログを書けるくらい時間をかけています。人より投資に時間をかけているつもりです。しかし負けています。この理由を考えてみると、「いらんことやっている」と一言で言い表せると思いました。「儲かると思ってやっているが実はそうではないことをやっている」「生半可な知識」「よくよく考えたら投資の世界で働いている人に比べ、少しの時間しかかけていない自分が勝てるはずがない」など、どうも余計なことをして、ただ持っていれば良かっただけのことを、「いらんことやっている」状況に自分がしたのではないかと考えています。
ただしこれは負け惜しみですが、多くの人が私と同じではないかと考えています。というのもYou TubeとかTwitterを見る限り、人気のある投資系の人は何もしないことを推奨する人ではなく、短期売買や個別銘柄、タイミング投資を推奨している人たちです。例えばあまりすることがない積立投資を推奨している人もいますが、私の見る限り、前者の人たちよりフォロワーや視聴回数は少ないです。
これは多くの人が、積立投資など何もしない投資より短期売買、個別銘柄、タイミングを測る、自分で何かやる投資を好んでいる証だと思います。
多くの人はただ持っているだけのほうが良い
私は投資をやっていますが、株価が下がると恐怖を感じたり、このまま株価は上がり続けるのか？といろいろなことが頭に浮かびます。雑念です。これも負け惜しみですが、はっきりいって皆同じようなものでしょう。
恐怖を感じ売ってしまう。上昇に疑問を感じ売ってしまう。これから下落すると売ってしまう。
株価は常に動いているので、素人投資家の心理を不安にさせることを多くあります。しかし長い目で見れば、株価の多少の上下動にあまり意味はなく、長い目で見れば米国株は上昇しています。余計なことをせずにただ持っていれば良いのです。
企業型DCは余計なことをすることを防いでくれる
で冒頭の話に戻るのですが、「企業型DCは60歳まで資金に手を出せない」ことが最大のメリットです。ほとんど何もできないのです。だから企業型DCは多くの人に合っている投資法だと思います。毎日見ないから、結果的に放ったらかしになる。ほったらかしが多くの人にとって最強の投資法です。
60歳まで資金を出せないので、長い目で見る気持ちになっているのか、良い意味かどうかわかりませんが企業型DCに対し興味が薄いwww。興味が薄いからあまり関心を持たない、そして見ない。
60歳まで資金を出せないというのは、ちょっとした諦めの境地を悟らせますし、余計なことをする気を失くさせてくれる。企業型DCは商品変更、スイッチングができますが、それ以上は何もできない。何もできないので、それが逆に多くの人に投資を継続できる仕組みを提供していると考えています。
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