【月日どの資産を持ち、どう稼ぎ、どう撤退するか】
目次
結論
今は何を持つべきか ⇒ 株を少量
どこまで稼げるか ⇒ FOMCで0.50%、もしくは0.75%の利上げだと株にチャンスあり。0.50%だとなおよい。それでも短期売買に徹するべき。保有は1週間が限界か。
いつ撤退するか ⇒ FOMCで予想外の1.00%の利上げをすると逃げる。
ではこの結論に至った理由を書きます。
FRBの動きから考える
まずは基本となるFRBの動きから考えます。
FRBの基本的な行動は「インフレを抑えるために、金融引締め・金利引き上げ・資産圧縮」です。ですから金融市場の基本的な流れは「株安、債券安、ドル高」となります。
ただし難しいのが、市場がFRBの動きを先走って織り込みすぎた結果、株価や米国債の動きが極端に振れることです。市場の予測の間違いが起きた場合、基本的な流れとは逆の方向に進む可能性があるということです。
本日はFOMCを控えていることもあり、過度なポジションを持つことは控えたほうがよいと思います。個人的には株安は行き過ぎだと考えています。反発はあると思います。市場は0.75%の利上げを見込んでいますが、6月は0.5%の利上げだと想定しています。そうなると株は反発の可能性が高いです。
インフレは進んでいますが、それはエネルギー価格と食料価格が主な要因です。不動産価格など明らかに下落している分野もありますし、政策金利の引き上げは効果が出ています。また0.75%の利上げは大きすぎて経済への影響が甚大です。すでに効果が出ていると思われる政策金利の引き上げを、経済への影響を犠牲にしてまで上げる理由はありません。例えFRBが1.00%の利上げをしても、エネルギー価格や食料価格に直接的な影響を与えることはできません。あれは政治的な理由が大きいです。
FRBは事前に言っていたとおりに0.5%の利上げをすると考えていますので、株の資産は持つべきだと考えています。0.75%の利上げでもそこまで売られることはないと考えています。
ただし想定がはずれ、1.00%の利上げをすると即刻逃げたほうがいいです。