ひろ投資の大原則ブログ

株と国債の長期分散投資、守りも重視します。

【11月24日・グロースETFの定期チェック】大型株全般とバリューが強く、小型株全般と中型・小型グロースが弱い。


米国のグロースETFの定期チェックです。大型・中型・小型のグロースの週間の動き、そしてバリューETFとの比較を定期チェックしています。どの指数が買われているのか、どの分類が動いているのか、チェックしてパフォーマンスが少しでも良くなればと考え、書いています。


今回の結論ですが、「大型株全般とバリューが強く、小型株全般と中型グロース、小型グロースが弱い。なので強い大型株やバリュー系を一部売って、中型グロース、小型グロースへの資金シフトをする」です。ではこの結論に至った状況を説明していきます。


24日時点の週間パフォーマンス

まずは24日時点の週間パフォーマンスです。

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Investing.comより参照


1週間で上昇している分類は、「S&P500(+0.04%)」「Mega Cap 300 Value(+0.13%)」「Mid-Cap Value(+0.24%)」です。逆に1週間で下落している分類は多くあります。その中で特に下落している分類は、「ラッセル2000(-2.00%)」「Mid-Cap Growth(-3.26%)」「Small-Cap Growth(-3.90%)」です。


強いのは「大型株全般」「バリュー」です。弱いのは「小型株全般」「グロース」です。1週間でこの動きが顕著になっています。


強い分類のチャート

強い分類のチャート、「S&P500」のチャートになります。


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S&P500は50日移動平均線から離れています。過去の動きを見ると、50日移動平均線が意識されているのは間違いなく、過去の動きは「50日移動平均線に近づくと反発」「50日移動平均線を下回って反発」の動きを繰り返しています。


逆に「50日移動平均線から離れると反落」「株価が上昇していても、いずれ50日移動平均線にタッチする」動きも繰り返しています。過去の動きは将来を全然保証しませんが、この動きが繰り返されているので、こういった動きや50日移動平均線が意識されてるのは間違いないでしょう。


弱い分類のチャート

弱い分類のチャート、「Mid-Cap Growth(VOT)」のチャートになります。


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VOTもパターンを繰り返していて、50日移動平均線にタッチするか、下回ったら反発。このパターンを繰り返しています。当然このパターンを繰り返さないこともあります。


次に「Small-Cap Growth(VBK)」のチャートになります。


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VBKは50日移動平均線を下回ると反発、というパターンを繰り返しています。気になるのは2021年2月の高値をあまり更新できていないことです。テクニカル分析はあまり信じていないのですが、Wトップというパターンもあります。


今後VTIをどうするか?

ここまでの動きをみて、VTIを今後どうするか。3つのパターンを想定しています。


1つは今までの動きを無視して動く可能性。言い換えれば50日移動平均線が全く意識されない動き。この動きもありますが、そうなればどのような動きをするのか全く想定不可能です。まずはVTIを保有し続けるのがメインシナリオですが、50日移動平均線を下回ったら一部売却する可能性も無視できません。


2つ目は50日移動平均線に向かって下落するパターン、もしくは50日移動平均線を下回るパターン。これも今の株式市場の状況を考えると、十分に可能性はあります。この場合も保有がメインシナリオで、50日移動平均線を大きく下回れば売る可能性もあります。ただ50日移動平均線を大きく下回っても、反発する可能性もありますので、よほど企業業績や金利動向など環境が悪くならない限り、大きな売却はしないです。


3つ目はこのまま横ばいで50日移動平均線が上向きになって、株価に追いつくパターン。私はこれが一番穏やかで好きなパターンです。そうなればVTIを少しも売ることなく、保有を継続します。

分類の乗り換えをどう考えるか

一方で強弱ある分類の乗り換えを考えるべきかどうか。今回は考えるに値する時期だと思います。買うのは中型・小型のグロース、売るのはVTIの一部、持っていればバリューですが、私は持っていないのでVTIの一部。


先ほどの週間パフォーマンスの一覧を見ると分かりますが、1年3年と時間を長く取ると、グロース系はVTIやS&P500などの指数に比べても負けていません。


逆に短期間でここまでの差がでるのは、チャンスの可能性があります。平均への回帰ではないですが、ETFや指数系は平均への回帰の力が働くと考えています。個別銘柄にはありませんが。