ラッセル2000とは?投資するメリット、デメリット、構成銘柄をまとめてみました。

目次

概要

ラッセル2000とは何なのか?S&P500やナスダック、NYダウは有名ですが、たまに目にするラッセル2000って何?と感じていました。なんとなく小型株なんだろうなと考えていましたが、はっきりとしたことはわからなかったので、調べてみました。


情報元の1つはラッセル2000を算出している「FTSE社」のサイト。

Ftse Russell

後で詳細しますが、ラッセル2000は米国の小型株の総合的な動きを表す指数です。記事ではこのラッセル2000に投資するメリット、デメリット、またラッセル2000を構成する銘柄にも言及しました。


ラッセル2000とは?

結論

ラッセル2000(Russell2000)はFTSE Russell社が算出している、米国小型株の動きを表す代表的な指数のことです。米国小型株の指数はラッセル2000以外にもありますが、ラッセル2000が一番知名度が高いです。


米国のヤフーファイナンスなどでも、S&P500やナスダック指数とともに、代表的指数としてラッセル2000が掲載されています。ラッセル2000はかなり有名なようです。


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ラッセル2000は米国株式市場の約10%を占めています。少なく感じますが、大型株で構成されるS&P500が米国株式市場で占める割合は約80%です。時価総額の大きな銘柄が株式市場に占める割合は大きく、ラッセル2000を構成する小型株の占める割合は小さくなります。ですからラッセル2000は、2000もの企業と連動する指数となりながらも、小型株ばかりなので米国株式市場に占める割合は小さなものとなっています。


小型株とは何か?

そもそも小型株って何?という疑問が。小型株とか大型株とか聞きますが、これは企業の規模、時価総額で決まります。


小型株、中型株、大型株の定義は、

時価総額3〜20億ドルが小型株、時価総額20〜100億ドルが中型株、100億ドル以上が大型株

となっています。


例えて言うなら、アマゾンやアップル、マイクロソフトP&Gコカ・コーラなどの有名銘柄は大型株です。中型株や小型株は知名度の低い銘柄多いです。中型株にはクラウドストライクやロク、ドキュサインなどがあり、小型株にはAMCエンターテイメント、テネットヘルスケア、クロックス、テトラテックなどがあります。


ラッセル2000に投資するメリットは?

ラッセル2000の特徴は、S&P500と少し違う動きをすることです。終値ラッセル2000はマイナスなのにS&P500はプラス、ということがあります。逆にラッセル2000がプラスでS&P500がマイナスということもあります。


これは小型株と大型株の動きが違うことが原因です。小型株が買われて大型株が売られる、またはその逆、という展開はけっこうあるんです。小型株と大型株は同じ動きをしているわけではなく、ときに違う動きをしています。


次にラッセル2000はS&P500に勝っているのか、検証したいと思います。まずは5年間チャート。

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青:ラッセル2000 黄色:S&P500 緑:ナスダック 赤:NYダウ


5年間でラッセル2000が+78.29%、S&P500が+106.67%、ナスダックが+186.14%、NYダウが+90.30%となっています(2021年9月20日現在)。ラッセル2000が一番弱いですwww。これを見るとラッセル2000を買う意味ない、と思います。


しかしチャートを違う期間に変えると、2002年〜

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青:ラッセル2000 黄色:S&P500 緑:ナスダック 赤:NYダウ

1年間チャート

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青:ラッセル2000 黄色:S&P500 緑:ナスダック 赤:NYダウ

期間を変えるとラッセル2000が勝っていたり、健闘しているのがわかります。


5年間チャートで、ラッセル2000のパフォーマンスが一番悪くナスダックが良かった理由は、アップル・アマゾン・フェイスブックなど、特定の大型ハイテク株のパフォーマンスが良かったからです。言い換えると、少数の大型ハイテク株だけに資金が集まり、小型株に資金が集まらかなったということです。


この5年間の流れ、特定の大型ハイテク株に資金が流れる展開がいつまで続くのか。これが続くのならば、今まで通りナスダックが強く、ラッセル2000は弱いのかもしれません。ただし1年間チャートを見てみると、その流れは変わりつつあるようにも見えます。一部の銘柄が株式市場に占める割合が大きいことは、株式市場のリスクの1つだと思います。


ラッセル2000と連動するETFは?

ラッセル2000と連動するETFは多くありますが、日本で買えるETFでは「VTWO」と「IWM」があります。VTWOはバンガード、IWMはブラックロックが販売しています。経費率がVTWOのほうが低いので、VTWOのほうがいいのかもしれません。ただしマネックス証券では「IWM」の取り扱いしかありません。SBI証券楽天証券では「VTWO」「IWM」の両方の取り扱いがあります。


またラッセル2000と連動ではありませんが、「小型株でグロース」「小型株でバリュー」など、小型株がさらに分化したETFも販売されています。「小型株でグロース」はVBKというETF、「小型株でバリュー」はVBRというETFです。


まとめ
  • ラッセル2000は米国の小型株の動きを表す指数
  • ラッセル2000は小型株を表す指数では代表的なもの。S&P500などの有名指数と同じくらい有名。
  • ラッセル2000のパフォーマンスは、S&P500やナスダックに5年間では負けている。しかし期間を1年間や長期のチャートに変えると、ラッセル2000はS&P500に勝っている。
  • ラッセル2000に連動するETFには「VTWO」と「IWM」がある。
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