NCNOはどんな会社?銀行の基幹システムをクラウド上で一括提供する、サブスクリプション企業。デジタル化が遅れた銀行にとってメリットがある。

目次

概要

今回はじっちゃまこと広瀬隆雄さんが紹介された「nCino(エヌシーノ)」の勉強記事。nCinoのティッカーシンボルは「NCNO」となっています。NCNOは銀行のWEBサービスや基幹システムをクラウドで提供する企業。取引先にはウェルズ・ファーゴ、バークレイズなどの巨大銀行や、地域に根ざしたコミュニティバンクまであり、銀行に特化したサブスクリプション型のサービスを提供しています。


NCNOのサービスでどんなことができるの?

銀行はNCNOのサービスを使うと、顧客管理・新規の口座開設・ローンの組成と承認・資金調達の期間短縮・デジタル署名・顧客に対するデジタルプラットフォームの提供・顧客のデータ分析・デジタル化によるコストの削減などができます。


デジタル化の遅れた銀行は「つぎはぎ」だらけの旧来のシステムを使っているところが多いため、NCNOのシステムを導入すると、最先端のクラウド上にあるデジタルプラットフォームを使い、業務の効率化と顧客へ最先端のデジタルプラットフォームを提供することができます。

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NCNOのHPから抜粋(グーグル翻訳)
NCNOを使うと銀行にどんなメリットがあるのか?

NCNOを使うと銀行側にはどんなメリットがあるのか?まずはNCNOのHPから抜粋したものを御覧ください(グーグル翻訳)。


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一番左に「口座開設完了率の上昇127%」とあります。一番左に示しているということは、これが一番知ってほしいことだと思います。銀行にとって新規の口座開設は、喉から手が出るほど欲しいもの(ウェルズ・ファーゴは顧客の承諾手続きを経ずに、銀行口座を開設して米司法省とSECに制裁金30億ドルを払っています。それほど銀行にとっては新規の口座開設を手に入れたい欲求が強い)。新規の口座開設は新しい客、新しい需要が生まれることに繋がります。サービスコストの削減も92%実現しています。オンラインによる効率化でコストの削減幅が大きいです。


その他に、クラウド上でサービスを展開することによる効率性の上昇、顧客にデジタルプラットフォームを提供できること、また顧客のデータ分析ができることなどがメリットとして挙げられます。


またじっちゃま曰く、「地銀にとってNCNOのシステムを導入することで、ネットバンキングの遅れを取り戻すことができる」とのこと。JPモルガンゴールドマン・サックスなどの巨大銀行に比べ、地銀などは経営資源が限られています。ですので、ネットバンキング化が遅れていました。しかしNCNOのシステムを導入すれば、自社でシステムを構築せずに、ネットバンキングを導入することができます。


銀行にとっては自社で銀行のシステムを構築しなくて良い、というのがNCNOを導入するメリットではないかと思います。巨大銀行はITに投資する資金も豊富で、最先端を走ることができますが、そうではない銀行のほうが多い。ITに投資する余力がない銀行にとっては、NCNOのサービスを使ったほうが手っ取り早く、なおかつ、安価にすむのでしょう。


じっちゃまによるNCNO解説動画

じっちゃまによるNCNO解説動画をまとめました。他にもあると思いますが、このあたりの動画でだいたいはカバーしていると思います。


【動画①】NCNOをじっちゃまがテンバガー候補に上げています。でもこの頃はまだIPOしたて。(3:01:06から)


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【動画②】じっちゃまによるNCNOの解説。このころはNCNOは零細銀行の救世主という話でした。(1:13:48から)


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【動画③】NCNOの決算発表でWFCからの受注発表。じっちゃまは場外ホームランとの表現。零細銀行だけでなく大銀行に食い込むNCNOに驚いていました。(2:19:38から)


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関連記事①:この記事で参考にさせたもらった、広瀬隆雄さん(じっちゃま)の経歴の記事。慶應義塾をでて、世界へ飛び出されています。まずは石油プラント企業からというのが意外です。

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関連記事②:NCNOは素晴らしい企業です。しかし私は個別銘柄はあくまで「サブ」で投資するのが正解だと考えています。じっちゃまの記事ですが、VTIを中心としたコアサテライト戦略はバランスの取れた投資法だと考えています。

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関連記事③:こちらもじっちゃまの紹介銘柄。マルケタはフィンテック企業の中でも特にイノベーティブな企業。話題の「Buy Now Pay Later」の技術的な背景にある企業はこのマルケタです。

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