目次
- S&P500、ナスダック、NYダウの予想PER:S&P500は22.41
- S&P500、ナスダック、NYダウの株価のパフォーマンス:好調な企業業績を背景に上昇
- 株式市場の状況:PER水準は過去に比べると高い。ただ企業利益の上昇もあるので判断が難しい。株価下落のリスクはあるが、、、。
- S&P500のチャート:調整があってもおかしくない
- ナスダックのチャート:S&P500ほど危なくはない
- NYダウのチャート:割高感はない
- ラッセル2000のチャート:割高感はない
S&P500、ナスダック、NYダウの予想PER:S&P500は22.41
S&P500、ナスダック、NYダウの株価のパフォーマンス:好調な企業業績を背景に上昇
株式市場の状況:PER水準は過去に比べると高い。ただ企業利益の上昇もあるので判断が難しい。株価下落のリスクはあるが、、、。
S&P500の予想PERは22.41。過去の水準に比べると高い印象です。コロナ前の2020年1月、コロナにより株価が大幅変動する前の予想PERは約19倍。現在バリエーションは上昇しています。
このバリエーションの上昇の背景にあるのが、企業が稼いだ利益の上昇とFRBによる政策金利0%と量的緩和です。企業がコロナ以前より利益を稼いでいるので、株価水準が上昇しても妥当だという理由。確かにそうで、利益の水準が上がれば、株価の水準も上がるのは妥当です。現在、決算発表が行われている真っ最中ですが、今回の決算シーズンでは市場予想を超える決算が続出。
ただしそれでも株価は上がり過ぎなんじゃないか、予想PER22.41は高くない?と感じます。8月にはFRB議長のパウエルさんがテーパリング(量的緩和の縮小開始)を始めると予想されています。こういうビッグイベントを境に市場の雰囲気が変化しても、おかしくないのかなと思います。
現在持っている銘柄を売ることはしませんが、今から積極的に買い増すのもやめたほうがいいのかなと。私の場合はけっこう株式の保有比率が高いので、このまま保有を維持、もし株価が下がれば買い増すという選択がいいと考えています。
S&P500のチャート:調整があってもおかしくない
S&P500のチャート。チャートを見ても、やはり高いなと感じます。青い線は50日移動平均線なのですが、大きく離れています。MACDも高い水準をキープしていますので、いつ下落してもおかしくない状況。今まで株価が下落しては回復、というパターンを繰り返していますが、いつ決壊しても不思議ではないです。
ナスダックのチャート:S&P500ほど危なくはない
ナスダックのチャート。チャート的にはS&P500に比べると、まだいい水準です。ナスダックは調整が少しづつはいっていましたから、50日移動平均線やMACDも大きな過熱感を示しているようには見えないです。