今週の経済指標
ISM非製造業景況指数とFOMC議事要旨の発表があります。ISM非製造業の予想は63.6。前回5月分が64だったので、それより低い数値になっています。ISM製造業景況指数のほうは予想に届かず、景気の鈍化が示唆されています。ISM非製造業景況指数のほうでも予想に届かない数値がでてくれば、株式市場にプラスに働くと思います。
続いてFOMC議事要旨。まあほとんどパウエル議長の発言で説明されているとは思いますが、メンバーたちのトーンや姿勢がどのようなものかより詳細にわかるので、FRBの温度のようなものを感じられるのかもしれません。
先週の経済指標結果
ISM製造業景況指数は先ほども書いたとおり予想を下回る60.6。前月分や予想を下回ったことで、景気の鈍化示唆、インフレ懸念の後退に繋がりました。
雇用統計は失業率の上昇や平均時給が予想を下回ったことで、こちらも景気の鈍化示唆、インフレ懸念の後退に繋がりました。また雇用者は増えたのですが、失業率が悪化したということは、新たに失業者が求職活動をはじめたことにほかなりません。よってFRBの目的の1つ、雇用の安定も達成するには時間がかかります。時間がかかるということは金融緩和終了が長引くということ。株式市場にはプラスな出来事です。