【ハイグロ考察】ハイグロ株価のポイントは「アフターコロナのアフター」「DX継続」「高いバリュエーションの調整」

個人的なハイグロ考察。ハイパーグロース銘柄が少し盛り返してきているように見えます。大事なのはこれが続くのか。これを考えてみたいです。ポイントは「アフターコロナのアフター」「DX(デジタルトランスフォーメーション)は継続するのか」「ハイグロ銘柄の高すぎるバリュエーション」です。

アフターコロナのアフター

 現在アフターコロナ関連の「観光」関連の銘柄が買われています。その前には銀行、半導体などがコロナ銘柄から資金が移っていきました。現時点で米国ではコロナからの回復で人々が街に溢れイベントも盛況で、それに関連する銘柄の業績が回復すると期待されています。ただし私が言いたいのはアフターコロナの動きもいずれ終わるということです。
 今は人々が街に出ている状態(コロナ前の世界)に戻ったということです。ただしコロナ前とは人々の意識や行動、現実のサービス、モノなどいろいろなことが違っています。が人間が外にでるという環境には違いがないです。
 コロナでダメージを受けた企業の決算は、コロナ下の決算と比較すると、どう考えても良くなります。コロナ下では売上が立っていなかったのですから、、、。しかしコロナから回復してきた今は別です。当然、全ての売上が回復しているわけではないですが、急上昇しているのは間違いないです。
 株式市場は先の先を見ます。今はコロナダメージ銘柄の回復を先取りしている時でしょう。言い換えると今はコロナダメージから回復する銘柄の株価が、1番のピークをつけている可能性があります。そして株式市場は次の目標を見つける。大事なのは今から先の状態を予測することです。株式市場の資金はコロナダメージ企業からどこに向かうか。
 時系列的に
1.ZOOMなどのコロナ銘柄が先行きを不安視されて売られた時期
2.次に銀行、半導体などが買われた時期
3.体験型の観光やイベントなどが買われる時期←今ここ
となっています。
 で次の4に何が起きるのか。ここからは個人的な考えですが、アフターコロナのアフターです。ある意味、元の世界に戻るわけですが、正確にいうとそうではなく、俗にいう「ニューノーマル」な世界。ただしこのニューノーマル、正確に描写するのは難しい。以前とは風景は違いますし、DXが進むと言われていますが、どのように・どこまで進むのかはわかりません。
 しかしDX関係のハイグロ銘柄に、風は吹く可能性は高いと考えています。この先何が起こるのかわからないですが、DXな世界は引き続き進むことは確実ではないでしょうか。DXが進まないと考えるならハイグロ銘柄への投資はやめたほうが良い。しかしDXが進むと予想するなら、株価調整の進んでいる今はチャンスではないかと考えることができます。

DX(デジタルトランスフォーメーション)の進展は継続するのか

 DXは進むのか。コロナ環境でかなり進んだと言われていますが、個人的にはまだまだ進むのではないかと考えています。というのも、今はまだ世の中の人がようやく、「ビデオ会議」「自宅で仕事、授業」「オンライン面接」という、DX技術に触れた段階だと思うからです(がっつり触れている人もいると思うが、世の中全体でみるとおそらくそうではない)。
 「ビデオ会議便利」「会社にわざわざ出向く必要ないよね?」と気がついた段階ではないかと。おそらくちょっと賢い人なら「あの場面でも、こういった使い方があるのではないか」と考えているでしょう。
 正直、まだまだDXに便利な使い方はあるし、DXが進む余地は多くあります。個人的には「病院の診察もビデオで良くない?」とか「親とネットで食事をするのもいいんじゃない?」とか「デパートの売り場もオンラインで良くない?」とか思いつきます。デパートの売り場のオンライン化は実店舗の生き残る方法だと考えていて、まずは顧客にオンラインで商品に触れてもらうというのは非常に良いと思います。あとDXを売り込む企業からすれば、DXの方法はいくらでもアイデアがあるでしょう。
 要するにDXがまだ始まったばかりで、世界でさらにDXが進むのならば、ZOOMとかCRWD、TDOC、DOCUなどのハイグロ銘柄の業績もまだまだ伸びる余地がある。「さらにDXが進む→ZOOMなどの関連銘柄の業績がよくなる→株式市場の資金が向かう」展開はありえます。
 
 付け加えるとアフターコロナで恩恵を受ける企業(観光とか航空、デパート、外食など)の銘柄は季節が1巡2巡すれば、業績の成長率はどれくらいになるのか。1巡2巡して通常の世界に戻れば、例えば銀行の成長率が、ZOOMなどのハイグロに勝てる可能性は非常に低いと思います。通常のいつもの決算になれば、成長率の高い企業に資金が回ってくるのは自明だと思います。
 

ハイグロの高いバリュエーションが足を引っ張る可能性も

 ただここまで書きながら、ハイグロ銘柄の株価がこれから上昇するには疑問を感じる部分もあります。というのもハイグロ銘柄のバリュエーションの高さがあるからです。ハイグロ銘柄のPSRは20倍以上の銘柄が多数で30倍以上も珍しくありません。PSRがどの程度で割高なのかは、時期によっても違うと思いますが、Google検索すると20倍以上は割高とする検索結果が多いです。20倍以上割高説が正解ではありませんが、目安として20倍以上は「安くない水準」と捉えることができます。実際のところ、現在ハイグロ銘柄の株価は調整していますが、株価は安いと言える水準ではありません。
 バリュエーションは株式市場がどう捉えるかで大きく変わってきます。例えばブルームバーグで調べると、日用品大手のP&GのPSRは4.55倍となっています。ハイグロ銘柄の多くは20倍を超える水準ですから、例えハイグロ銘柄のPSRが20倍から15倍に落ちても、P&GのPSR4.55倍に比べると高い。
 何がいいたいかというと、バリュエーションが高い安いと決めるのは株式市場であって我々ではない。現在、ハイグロ銘柄は株価調整していますが、ここまで株価が下落しても「株価が安い」と断じることはできないということです。

まとめ:可能性にかけるのが株式投資

 「バリュエーションが高いなら、なにもできないじゃねえか」という話になります。しかしそう考えると、そもそも株式投資はいつもリスクだらけで投資を始めることすらできない、ということになります。それでも投資をするのは「米国株投資は儲かる可能性が高い」という、絶対に儲かる保証はないが、儲かる可能性の高さに賭けている結果にほかなりません。
 ですから個人的には「これからもDXな世界が進む=ZOOMなどの業績はまだまだ上昇する=株価も上がる可能性が高い」ことに賭けます。ただし絶対はないです。それでもDXな世界が進むと思うのなら、素直にハイグロ銘柄に投資することは、理にかなっているのではないかと考えています。