【ZOOM2022Q1】市場予想をすべて上回る。しかし大事なのはこれからも成長を維持できるか。鍵はビデオ会議の周辺事業。

日本時間の2021年6月2日にZOOMの2022年第1四半期の決算発表がありました。結果はとても強い内容でした。売上は前年比191%増、EPSは前年比560%増。売上高、EPS、ガイダンスすべて市場予想を上回っています。

市場予想は全て上回る

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まずは市場予想との比較。すべて上回りました。前年比での伸びは凄まじいです。ただ前年の2021年Q1は、コロナ需要が始まったばかりの時期でした。ですから2021Q1はまだ本格的にコロナ需要を取り込んだ時期とはいえず、今回、前年比で伸びるのは当たり前でした。

厳しい目で見ないといけない

今回はかなり良い数値に見えますが、個人的には厳しい目でみたほうがいいと感じます。耳障りですが、嫌な部分に目を向けないといけない。

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日経の決算記事はとても素晴らしいと思いました。今回のZOOMの決算は一見素晴らしい数値ですが、よく見れば「どうなの?」という部分もあります。それを指摘するあたりさすが日経だと思いました。

ただ、成長のペースは鈍り始めている。21年2〜4月期は前の四半期比の売上高増加率が8%と、19年4月にナスダック市場に上場して以降で初の1桁台となった。ビデオ会議を必要とする企業の採用が一巡し、従業員が10人を超す企業・団体との契約数が同6%増の49万7000件にとどまったためだ。(上記記事より参照)

まあ前月比6%増っていうのは、並の企業なら素晴らしいですし、年率に換算すると、もっと素晴らしい数値になると思います。ただ成長率の鈍化っていうのは、ハイパーグロース銘柄にとっては、非常に致命的なことだと思います。というのも、ZOOMは高PSR、高PERですので、その高さを維持するには圧倒的な成長率が必要です。

ZOOMのコロナ後を見据えての事業展開は好感が持てる

ただしZOOMも成長率の鈍化ってことは分かっています。そのあたりは手を打ってきています。

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Zoom Developer Solutions

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このようにZOOM動画会議の周辺事業を強化しています。この動きは非常に好感が持てますし、ここまでZOOM会議が使われるようになった世の中です。ZOOMの追加サービスにお金を支払う顧客も大勢いると思われます。

鍵はビデオ会議の周辺事業

ZOOMの鍵はビデオ会議の周辺事業でしょう。基本となるZOOMのビデオ会議システム事業は、これからも顧客数や売上を伸ばすと思います。しかしその伸びは鈍化する可能性があります。それを補うのが周辺事業です。この周辺事業をどこまで伸ばすことができるのか。

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ZoomPhone。電話からでもZoomに参加できます。Q1の決算でも質問者の人が電話参加してました。

個人的にZOOMのビデオ会議は品質がいいと思いますし、ブランド力もあります。「ZOOMする」で通用するくらいの知名度もあります。それを活かして周辺事業に広がりを持たせるのが、これからの鍵となりそうです。

営業利益率推移 

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最後に営業利益率の推移です。直近1年間で40%前後で推移しています。40%あたりがZOOMの平均的な営業利益率となるのでしょう。ただしNon-GAAPではなく、GAAPベースで見ると営業利益率は23.7%になります。

参考資料

Zoom Reports Financial Results for the First Quarter of Fiscal Year 2022 - Zoom

Zoom First Quarter Fiscal Year 2022 Earnings Webinar - Zoom

 

You Tubeもやってます


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関連記事:数値ではなく、ZOOMのビデオ会議は人間的な繋がりを体験できるサービスとしても重要だと思います。まあ金につながらないと意味はないのですが、ZOOMを世の中に知らしめるためにも重要な部分ではあると思います。

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ZOOM推しの米国株で有名なじっちゃまの経歴です。 

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