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【2020年国勢調査】アメリカの州ごとの人口と州ごとの下院議席配分数。

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アメリカの人口を調べてみました。データは2020年の国勢調査です。アメリカの総人口だけでなく、州ごとの人口と州ごとの下院の議席数も掲載されていました。各州の人口が分かると同時に、アメリカの人口の大小の差はかなり大きいなと感じました。1位カリフォルニア州約4千万人、最下位ワイオミング州約58万人。

アメリカの人口と各州の人口、各州の下院議員数
TOTAL 331,108,434 435
California 39,576,757 52
Texas 29,183,290 38
Florida 21,570,527 28
New York 20,215,751 26
Pennsylvania 13,011,844 17
Illinois 12,822,739 17
Ohio 11,808,848 15
Georgia 10,725,274 14
North Carolina 10,453,948 14
Michigan 10,084,442 13
New Jersey 9,294,493 12
Virginia 8,654,542 11
Washington 7,715,946 10
Arizona 7,158,923 9
Massachusetts 7,033,469 9
Tennessee 6,916,897 9
Indiana 6,790,280 9
Maryland 6,185,278 8
Missouri 6,160,281 8
Wisconsin 5,897,473 8
Colorado 5,782,171 8
Minnesota 5,709,752 8
South Carolina 5,124,712 7
Alabama 5,030,053 7
Louisiana 4,661,468 6
Kentucky 4,509,342 6
Oregon 4,241,500 6
Oklahoma 3,963,516 5
Connecticut 3,608,298 5
Utah 3,275,252 4
Iowa 3,192,406 4
Nevada 3,108,462 4
Arkansas 3,013,756 4
Mississippi 2,963,914 4
Kansas 2,940,865 4

New Mexico

2,120,220 3
Nebraska 1,963,333 3
Idaho 1,841,377 2
West Virginia 1,795,045 2
Hawaii 1,460,137 2
New Hampshire 1,379,089 2
Maine 1,363,582 2
Rhode Island 1,098,163 2
Montana 1,085,407 2
Delaware 990,837 1
South Dakota 887,770 1
North Dakota 779,702 1
Alaska 736,081 1
Vermont 643,503 1
Wyoming 577,719 1

2020 Census Apportionment Resultsを元に作成。スマホでも見やすいように、元データを加工していますが、数値に変化はありません)

【注目した州】カリフォルニア州。1位だが最近は人口減少が続いている。

1位は日本人に比較的馴染みのあるカリフォルニア州で39576757人。下院議員数は52人です。カリフォルニアだけで4千万人近い人が住んでいて、日本の3倍以上の人が住んでいます。カリフォルニアにはシリコンバレーがあって、アップルやグーグルの本拠地があるところですよね。儲かっている企業が多い地域なので、自然と人も集まるのでしょうか。カリフォルニアの南部は気候が良くて住みやすいとも言います。

ただし、最近はカリフォルニアから人口が減少しているという実態もあるようです。

wedge.ismedia.jp

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

コロナで人が多いカリフォルニアを避ける、カリフォルニアは物価や家賃が高い、カリフォルニアでなくても仕事ができる(特にIT系)という理由があるようです。人口が多いので生活費があがり逆にカリフォルニアを避けたり、IT技術の進化によりカリフォルニアにこだわる理由もなくっているようです。しかし人口が流出してもカリフォルニアが人口No.1であることにしばらく変化はなさそうです。

【注目した州】テキサス州。現在、人口流入が続いている。

テキサス州は人口第2位です。テキサスは人口2位ですが、人口はまだ増加しています。上記の表には画面表示上の理由で掲載しませんでしたが、テキサスの下院議員数は人口増加により「2」増加しています。逆に1位のカリフォルニアは「1」減少、3位のフロリダは「1」増加しています。ですのでテキサスの人口は他と比べ増加していますし、カリフォルニアの人口減少も確認できます。

なぜテキサスの人口が増加しているのかですが、いろいろな理由があるようです。

www.bloomberg.co.jp

wm.openhouse-group.com

企業は税率の低いテキサスやフロリダに移転するメリットがあり、一般市民は生活費の安さやより広い家に住めるメリットがあるようです。企業の本拠地をテキサスに移す傾向があるので、企業に勤める人々がまるごとテキサスに移住しているのかもしれません。

これらの記事を見ると、カリフォルニアからテキサスへと移住する企業や個人が多いと感じます。テキサスがカルフォルニアの受け皿になっているような。カルフォルニアの物価、税金、生活費の高さ、コロナで密集することへの警戒感からテキサスへ移住する人が多い印象です。

ただ「テキサスはカリフォルニアには負けるかもしれないが、立派な感じがする。生活費もけっこうするのではないか」と思うブログ主です。そう思って調べてみると、テキサスの面積はアラスカについで全米第2位の広さ。だからテキサスの面積はカリフォルニアより広く、人口はカリフォルニアより少ない。ですからテキサスは人口密度でいえば、カリフォルニアより密度が低いです。ですから家や家賃などは安いと思われます。一部の人にとってテキサスはカリフォルニアより良い、という感じでしょうか。

【注目した州】デラウェア,南ダコタ,北ダコタ,アラスカ,ベルモント,ワイオミング。議員数1人と52人の差。

最後に人口下位6州です。これらの州の人口は100万人に満ちません。ようやく地方の日本人にも馴染みのある数値になってきました。当然、アメリカにも人口の少ない地域はあるのです。

この中で人口が一番多いのが、デラウェアで99万人。一番少ないのがワイオミングで57万人です。それでも下院議員数は同じ1人という人口不平等が生まれています。デラウェアの人は怒ってるんでしょうか。

しかし日本人の私が思うのは、「カリフォルニア州の議員数52人」「下位6州の議員数はそれぞれ1人」ということ。これだとカリフォルニアのような大都市よりの政策が多く誕生しそうな気がします。どうなんでしょうかね、これは。

上院議員数は各州2名となっているので、そこである程度のストッパーが期待できるということでしょうか。

 

情報源、アメリカの国勢調査結果

www.census.gov