ひろ投資の大原則ブログ

株と国債の長期分散投資、守りも重視します。

【じっちゃまおすすめ】VTIコア・サテライト戦略!VTIに50〜70%投資、他は個別銘柄に!

目次

 

概要

広瀬隆雄氏ことじっちゃまSBI証券に記事を寄稿されていました。

 

投資初心者ほどマーケット・タイミングを気にし、分散投資に無頓着SBI証券

 

コアサテライト戦略とは何か、どういう方法でやるのか、という内容です。じっちゃまの言動には学ぶことは多いですが、今回の記事は自分の目指すところと合致していたこともあり学びが大きかったです。

 

コア・サテライト戦略とは?全米株式に投資するETF(VTI)中心に余った資金で個別銘柄。

コアサテライト戦略とは?上記のSBI証券のじっちゃまの記事を参考にすると

 

全米株式に投資するようなETFをひとつあなたのポートフォリオに組み込み、それにあなたの全投資資産の半分とか3分の2を割り当てることでしっかりとした核(コア)を形成するというやり方があります。これであなたのポートフォリオが他人よりも劣後するリスクは大幅に軽減することができるのです。そして余った資金でグロース株などの個別株投資をすれば良いと思います。このようなやり方をコア・サテライト戦略と呼びます。(SBI証券、広瀬の外国株式・海外ETFデビュー講座より引用)

 

この中で「全米株式に投資するようなETF」とありますが、じっちゃまの普段の言葉からするとおそらく「VTI」のことでしょう。ですからじっちゃまのいうコアサテライト戦略は「VTIを中心にグロース銘柄銘柄に投資する」というのが近いと思います。

 

ただし個別株はグロース銘柄でなくてもいいと思います。じっちゃまも「グロース銘柄などの」と書かれています。じっちゃまは同じ記事内で、グロース銘柄は「とてもリスキーな投資対象」と書いていますし。ですからじっちゃまが時折言われる「自分の身近にある企業の株」や「バリュー銘柄」でもいいのだと思います。

 

ただし重要なのは「全資産の半分とか3分の2を割り当てること」。これは絶対に外してはいけないポイントです。

 

コアサテライト戦略は「リスクとリターン」「理性と本能」の丁度いいところ

投資は難しいです。例えばアップルやマイクロソフト、グーグルなどの巨大IT企業さえ株価が冴えない時期があります。チャートは完璧、業績も伸びているのに株価が上がらない。投資はやはり難しく、そう簡単に儲けさせてくれないです。

 

ですから、まずはしっかり「コア」を作るのがいい。全米株式ETF(VTI)で、まずはしっかり土台を固める、平均をしっかりとっていく、負けない形を作る。VTIは約3500銘柄に投資しているので、ほぼ米国の上場株式に投資しています。ですから市場平均と同じ動きになります。

 

そして儲けたい、大きく狙いたい気持ちは残りの余った資金でやる。それがコアサテライト戦略のサテライトの部分です。例えば「iPhoneが凄すぎる、アップル株は絶対にいい」「ディズニー映画が好きすぎる、絶対にディズニー株」というなら残りの資金でアップルやディズニーに投資すればいいです。もし失敗しても、コアでVTIに投資していますから市場平均には大きく負けない。

 

コアサテライト戦略は市場平均と大きく乖離しない「リスクとリターン」のバランスがいいですし、儲けたいという「本能」と、全ての資金を個別銘柄に投資するのは危ないという「理性」のバランスも丁度いいと思います。

 

「他の人と同じ成績」というのが良い

SBI証券のじっちゃまの記事に次のような言葉があります。

 

これであなたのポートフォリオが他人よりも劣後するリスクは大幅に軽減することができるのです。

 

どういうことかというと、VTIを中心に投資をしていれば他人に大きく負けることがない、という意味です。

 

個人的に「他人と同じ」というのは、投資をする上でかなり重要なファクターだと考えています。というのもS&P500が上昇しているのに自分が選んだ保有銘柄が上昇していない時は、かなりメンタルがやられることがあるからです。これは投資をしている人には共感してもらえるのではないでしょうか。

 

この具体例を出すと私はかつて「IBM」という銘柄を保有していました。私が保有しているときIBMの株価は全然上がっておらず、S&P500に相当パフォーマンスで離されていました。そのときは「なんでIBMだけ上がらないのか」と悶々としていました。今から考えるとまったく成長のないIBMに投資した私が悪いのですが、こういう銘柄選択を誤りS&P500より悪いパフォーマンスを出すというのは、株の上級者でもあることです。

 

しかしVTIを中心に持っていれば、少なくとも「他人に大きく負けていない」ということは確かです。そもそもVTIが市場平均と同じ動きをしますから。

 

投資は長い時間やるものですから、「他人に負け続ける」というメンタルをやられる状況を作るより、「他人と同じ」という安堵感を持ったほうが、長い時間を投資を続けられると思います。

 

じっちゃまおすすめのVTIコア・サテライト戦略をまとめてみての感想

この記事をまとめてみての感想はやはりじっちゃまはみんなの事を考えているということでした。正直、じっちゃまは個人投資家のほとんどを未熟な投資家と見ていると思います。しかし未熟な投資家でも株式市場で勝てるように、時には厳しくありますが、VTIをおすすめをしているのでしょう。

 

実際のところVTIコア・サテライト戦略は、負けない投資であると同時に、自分の好きな銘柄を組み入れることができるなど、有効かつ面白みのある戦略だと感じました。

 

他人に負けない投資で心の余裕を得るためにも、老後資金を得るためにも、自分で投資銘柄を選ぶ探求心を得るためにも、コア・サテライト戦略は実のある投資法だと思いました!

 

 

関連記事:じっちゃまの経歴をまとめてみました。

masahiro-us-stock.hatenablog.com

 

地味ですが、VTIの増配率をまとめてみました。

masahiro-us-stock.hatenablog.com