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1週間の変化0.893→0.948
今週の米国債10年利回りは上昇しました。0.893から0.948と大きく上昇しています。FRB会合が終わり発表された内容にあまり変化がなかったことや、更なる追加緩和がなかったことで警戒感がなくなったのかもしれません。ともあれ米国債利回りは上昇しています。
こらからの利回りはどうなるのか?
これは難しいです。確実にFRBの国債購入圧力がありますので、国債に買いのプレッシャーがあるのは間違いないです。しかし一方では株高による、マネーの国債から株へのシフトが起こっている可能性もあります。事実、FRBが国債を買い続けると言明しているのに国債利回りが下落しないのは、売り圧力がかなりあるということです。
このまま株高が続けば国債利回りの上昇はある程度続くかもしれません。ただ株高が永遠に続くわけはないし、FRBの国債購入は続くのでコロナ前の水準にまで戻るかといえばそこまではないと思います。
気になる点
米国界のレジェンド、じっちゃまが言うには、国債利回りが上昇すれば株は危ないと言われています。また上昇の仕方が問題であり、一気に上昇してくれば危ないということです。少しづつ上下を繰り返しながら上昇する分には問題ないということです。
だから米国債の動きには注意する必要があります。一気に上昇する動きに注意です。
チャート
10年債利回りの1年チャート。最近の傾向が分かりやすいです。コロナショックでFRBが国債の大量購入を再開して一気に下落。そしてショックから時間が立ってくると横ばいから、少し上昇の傾向にあります。
1962年から。1981年をピークにずっと下落を続けています。この下落の流れがどこまで続くのかわかりませんが、下落トレンドは大きなものですし、FRBが国債購入を続けているので、下落はトレンドとして残ると思います。なので結局は国債利回りは下落方向に行くのかなと思います。