スタークジェガンの投資ブログ

投資は長い時間をかけて大きくするもの。短時間で手に入ったものは短時間で失う。

AT&Tの2020年の各四半期ごとの決算。(2020年Q3Q2Q1済み)

☆目次

Q3:今回も冴えない決算。配当金だけを期待。

☆売上、営業利益、EPS

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売上は前年比−5.04%、営業利益は−22.39%、EPSは−19.15%でした。会社側の説明によると今回の決算では、コロナウイルスの影響が売上、利益ともにあったようです。EPSでは0.19の下押し圧力があったということなので、それがなければ前年と同じくらいの水準です。コロナウイルスの影響を正確に測ることができたのか疑問で、実際のところはどうなのかわかりませんが。

 

☆2020年EPSの2019年との比較

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2020年は2019年のEPSよりも悪いです。コロナウイルスの影響があるからでしょうが、悪いものは悪い。ただその一点だけです。

 

☆配当金の持続可能性

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AT&Tに投資する目的は配当金だけです。ですので配当金を支払う余裕さえあればいいです。Q2のEPSは0.83に対し配当金は0.52。配当性向に余裕はあり、配当金支払いは大丈夫なようです。過去、無理に配当金を増配しなかったことが。ここに来てある程度の余裕を持たせることになっています。この配当性向に余裕がある限り、私は投資を続けます。

 

Q2:いつもどおりの冴えない決算。配当性向は良好。

☆売上、営業利益、EPS

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売上は前年比−8.9%、営業利益は−9.3%、EPSは−6.7%となっています。散々な決算です。モビリティなどの携帯電話事業はそれなりですが、ワーナーなどのエンタメ事業はボロボロです。全く良いところがありません。ワーナーを買収して、さあこれからだというときにコロナウイルスが蔓延しています。冴えない企業は運も冴えません。

 

☆2020年EPS

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2020年のEPSは2019年とそれほど変化ありません。コロナがなければ良かったのですが、現実起きたことはしょうがないですね。

 

☆配当金の持続可能性

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決算内容はボロボロでも配当性向にはまだ余裕があります。AT&Tには売上の伸びは期待できないので、配当金のみに期待したほうがいいと思います。配当利回りは高いので、それなりのパフォーマンスを上げてくれるかもしれません。

 

☆今回の決算を見ての感想

個人的にはいつもどおりの冴えない決算、という感想でした。期待していない分、こんんなもんだろうと思えます。ただ配当金にはまだ期待できるので、配当金のみに期待してAT&T保有し続けようと思います。

 

AT&Tの配当金は持続可能

保有株のAT&Tは配当金を持続できるのか検証してみたいと思います。未来のことなので確たることは分かりませんが、勉強しておこうと思います。

 

結論から言うと、少なくとも1年間は配当金が維持される可能性が高いです。ただ配当金を維持するといいながら配当金を引き下げたロイヤル・ダッチ・シェルの例もありますので、過信は禁物です。

 

☆配当金を引き下げるほど悪い業績ではない

配当金が維持される可能性が高いと考える根拠は、第1四半期決算の内容です。売上は前期比で4.57%減少していますが、営業利益は3.5%上昇、調整後EPSは2.33%の減少です。

 

AT&T 売上 前期比 営業利益 前期比 EPS 前期比
2020Q1 42779 -4.57% 7486 3.50% 0.84 -2.33%
2019Q1 44827   7233   0.86  
AT&TのHPより作成

 

売上とEPSは減少していますが、おそらく配当金を減額せざるをえないほどの大きな減少ではないと考えます。AT&Tの事業はいくつかに分かれていて、コロナウイルスの影響でエンターテイメント部門の業績は悪かったですが、逆に家でのブロードバンド需要が増加し通信部門は微増、全体的に売上の減少は4.57%の減少ですんでいます。

 

また第1四半期の決算を詳しく見ると、営業費用(Operating expenses)の大幅な減少が営業利益(Operating income)の増加に寄与しています。主にエンターテイメント事業のワーナーメディア部門が営業費用の削減が大きかったです。売上は減少していますが、営業費用はそれ以上に削減されているので、本業で稼ぐ力を表す営業利益はしっかりと出しています。

 

結果的に調整後EPSは前期に比べ2.33%減少しています。AT&Tの四半期ごとの配当金は0.52ドルとなっていますので、EPS0.84に対し配当金0.52ドルで配当性向は約62%とまだ余裕のある数値となっています。ちなみに2019年の各四半期ごとの調整後EPSは、

2019Q1 2019Q2 2019Q3 2019Q4 total
0.86 0.89 0.94 0.89 3.58

となっていて、2020年Q1のように昨年のEPSを大きく下回らなければ、0.52ドルの配当金支払いにはまだ余裕があるものと思われます。

 

★懸念

懸念があるとすればAT&Tが業績見通しを撤回したことでしょうか。AT&Tはコロナの影響がどうなるのかわからないとし、業績見通しを撤回しています。もし懸念するようにコロナウイルスの影響が何かしら大きな被害をもたらすようなことになれば、AT&Tの業績悪化→配当金減額という道筋も描けるかもしれません。

 

☆経営陣は配当金を引き下げないことに言及

AT&Tの経営陣は配当金を引き下げないことに言及しています。 

 「当社には強力なキャッシュポジションと強力なバランスシートがあり、コアビジネスは堅実であり、今日の環境においても良好なフリーキャッシュフローを生み出し続けています。パンデミックの経済的影響を考慮して、私たちはすでに資本配分計画を調整し、すべての株式の消却を一時停止しました」とスティーブンソンは言った。「その結果、配当のコミットメントを維持し、借金を返済しながら、5G、ブロードバンド、HBO Maxなどの重要な成長分野に投資を続けることができます。」(傍線はブログ管理人がひきました。AT&TのHPをgoogle翻訳

 これはスティーブンソンCEOのコメントして紹介されています。自社のHPで書いているのだから、(一応)配当金を支払う意思はあるのだと思います。ただ個人的には配当金を引き下げたロイヤル・ダッチ・シェルの経営陣も似たようなことを言いながら、配当金を引き下げたので100%は信用していないです。

 

ただロイヤル・ダッチ・シェルAT&Tの違いは、AT&Tロイヤル・ダッチ・シェルほど急激な業績悪化に見舞われていないということです。支払う原資はあるので、配当金は支払われる可能性が高いと考えています。