米国株・DIY大手のホームデポ(HD)の配当金増配率の推移です。ホームデポは米国最大のDIY大手企業です。日本で例えるとコメリ、カインズ、ハンズマン、ナフコといったところでしょうか。ホームデポは米国内の小売企業ということもあり、馴染みがないのか日本の投資家が保有することはあまりないようです。しかし配当金の実績を見ると、驚くほど高い増配率を誇っています。業績も好調ですし、考えるに値する企業です。
1.HDの1株配当金推移
1998〜2018年の配当金実績です。数値は見えづらいですが、1998年が0.76667ドルです。1998〜2018年の間に増配が続いていますが、2007、2008、2009年と配当金は据え置きで、連続増配年数は長くありません。ただ住宅関連の企業だというのに、住宅危機が生じた当時でも配当金を据え置いたのは、投資家としては心強い実績だと思います。
ちなみに1998年は0.76667ドルで2018年は4.12ドルの実績で、配当金は約54倍となっています。本当に驚くべき数値です。
2.ホームデポの増配率推移
本当に高い増配率です。連続増配銘柄の代表格、P&G、KO、JNJあたりにはここまで高い数値は出せません。安定性はありますが。ホームデポの業績の伸びが高いのだろうなと推測されます。
3.配当金投資家からみたホームデポ
他の方の米国株ブログを見ていると、ホームデポを保有している人は少ないんですよね。時価総額も低くないし、米国最大手という立ち位置でもあるので、敬遠するような企業ではないと思います。まあ日本人の投資家は小売業を敬遠する傾向がありますからね、、、。ダイエーなどのイメージがある人は。
しかし先ほど見たように配当金の実績を見れば、投資対象として悪くないように見えます。それどころかここまでの大企業で高い増配率を誇る銘柄はそうそうないです。業績を別のサイトで確認していただければいいですが、業績も好調です。
おそらくアメリカ人は住宅にかける費用が、日本人より多いのではないかなと思います。言い換えると住宅にかける情熱が日本人より高い。ある意味、住宅に熱いお国柄や文化がホームデポの業績や配当金実績にも表れているのかなと思います。
まあそのあたりの詳しいことは私は分かりませんが、配当金実績を見れば文句はなく称賛に値します。個人的にはいいと考えているので投資しています。
4.ホームデポの現在の配当利回り
ホームデポの現在の配当利回りは2.32%となっています。私が投資した頃はもう少しありましたが、株価は順調に伸びています。配当利回り2.32%は配当金投資家が求める利回りには正直、遠いです。これなら現在6%以上あるタバコ銘柄に投資しそう、、、。
ただ投資にはある程度の分散が必要なので、個別銘柄に投資するのなら上位の高配当利回り銘柄ばかりでなく、他の銘柄も必要です。そう考えると、高い増配率で将来の高配当銘柄候補のホームデポは投資候補に入ります。まあ、絶対にホームデポじゃないといけないということはないですけど、、、。
高い増配率を期待する人はホームデポには一考の価値ありです。
参考サイト